2020年あたりから世の中の仕組みや考えかたの「変化」が早くなっている気がします。
たぶん仕組みや考え方は既にあったのだけれども、私たちの日常でぐっと身近に感じられるようになりました。
「これからどうなるのか?」「どうしたらいいのか?」と、一人の経験や知識だけの「検索ワード」には限界があります。
便利なモノや技術の進化で、周囲と関わりを持たなくても生活できるようになりましたが、いつまでも自己責任を追求し一人で生きるのは「変化の時代」では息苦しくて仕方がありません。
世の中の多様なひとと接することで、普段の生活では得られない気づきがあり「新たな検索ワード/価値観」が浮かぶようになります。
自分とは違う考え方や検索ワードを持つひとが「遠くのひと」になり、いろいろな個性を持ったひととの「インクルージョン」(共生)が大切なキーワードとなります。
だから私たちは「ひとの交流」「意味合い」や「共感」を持てる場を作りたくなりました。
「なにかの理念を持ったひとと、それに共感したひとが互いのサービスを利用し合う」大切さを感じたとき、古代の頃から「食」はひとを繋げてきたと思い当たりました。
「食」で繋がったひとは固く繋がれます。
人を良くすると書いて「食」、食に欠かせないと書いて「飲」です。
そして「シェアキッチン」を中心としたコミュニティスペースが思い浮かびました。
「今日と同じ明日が来るとは限らない」「いままでの常識が常識ではなく正解がない」
そんな時代に大切なのは、挑戦し行動することです。
いつまでも頭の中で考えても、議論を繰り返していても前には進めません。
思いを行動に移すことがイノベーションを引き起こします。
行動することが「冒険」になります。
そう、「冒険の時代」です。
Onaga Houseという場所に集うひとたちが各々の役割を担い、誰かの小さな冒険(チャレンジ)に乗り出す「挑戦」を「応援」する場に育てたいと考えています。
おカネをかけずに小さな失敗をして改善して成功する。この体験を重ねて確かなものにすることで、何かが生まれるのだと信じています。
一人ひとりが望む未来があり、変えたい現実があります。
様々なひとの「思い」や「生きがい」が絡み合って世の中が動き、新しい考え方や方法が生まれる原動力になることをめざします。
「オナガ」は東久留米市のシンボル鳥です。
青い尾羽を持ち、仲間意識が高く力を合わせて事に当たる習性がありますが、なんとなく童話の「青い鳥」に重なります。
「青い鳥」は「非現実(不可能/ありえないもの)」の象徴で、希少性が高いことから「幸せ」の表れだそうです。
それぞれのひとが本当の力が発揮したり本来の色になれる場所、つまり一番身近な「現実」に幸せがあるのだと思います。